私は母に褒めてもらったことも、謝ってもらったことも、お礼を言われたこともこれまで一度もありません。いわゆる全否定です。 足を踏んでも、投げた教科書が当たって私の脛を切っても、間違ったことをしても謝らない。 探し物があると真っ先に私の部屋を漁り、そのままにして元通りに片付けない。 代わりに遠くの物を取っても、母の日に絞り出した言葉で手紙を渡してもお礼を言わない。 それだけではなく、私を馬鹿にする。 私がメイクやヘアスタイルなど見た目に気を遣うと不機嫌になり、買ってきた洋服は全て否定され、着ることを禁止される。振り払って着ていけば、玄関まで付いて来て「恥ずかしい！」と叫び、外出先で母からのLINEを開けば「だっさ」の連投メッセージが羅列している。 朝起きれば「うわ、ブス」と容姿を馬鹿にされ、ついでにとでも言うように自然な流れで足の太さを指摘される。そんな重い1日の始まり。 母は自他認める美人であるし、社交性も私より高い。外面は良いのでしょう。誰からも何も言われず、高校生のときまでそれを当たり前だと思って生きてきました。 高校生のときに友達と話していて母の異常性気付き、それまで買い与えられることもなく着用も禁止され馬鹿にされていたブラジャーをその友達と内緒で買いに行ったこともあります。 (初めて文に起こしたので、自分でも驚いてます) 思い返せば精神的虐待だと胸を張って言えることがたくさん積もっています(悲しいことにこれは現在まで続いているのですが…)。 私が未熟児で産まれたから愛せないのでしょうか。それと母の持つ元々の性質？何度考えても答は出ません。 もちろん、人に相談したこともあります。 学校の先生に話せば「境遇がありふれてる。もっと辛い人もおるから」、友達に話せば「うちの方がもっと毒親。あんたには解らんやろな」、父に話せば「聞き流すしかない。(嫁は)もう手遅れや」…。 今は相談を諦めました。いや、諦めたのにこのメールを書いているのかという話にもなりますが…。 大学では心に嘘をついて、友達や先生にも母と仲が良いふりをしています。そのほうが円滑ですし、もう私自身傷付かないですから。 つい、先程も母に洋服を否定され泣いていました。自分のバイト代をはたいて自分で決めて買ったものなのに。 近頃、20年間積もっていたものが弾けてしまっておかしいのです。 今まで何回死んでやろうかと思ったか分かりません。 もうすぐ20歳になるというのに、自己肯定感もまるで空っぽで恥ずかしい。 母に暴言を吐かれずにファッションを目一杯楽しめることが、それはそれは羨ましくて仕方がない。泣きたくなります。玄関先の暴言も無視して、LINEでの連投も既読スルーしている筈なのに本当は母の意見が心に刺さって胸を張って歩くことも出来ない自分が悲しくて情けなくて。 理不尽にも慣れました。駅や街中の交差点で知らない人に暴言を吐かれても肩をぶつけられても平気です。実の母に毎日全てを否定されるよりは余程ましですから。 母と離れられる未来が全く見えず塞ぎ込むしかない日々。 自分の意見を言うとき、人様からアドバイスやフィードバックをいただくときはなぜかいつも泣きそうになります。自分の心に正直になって、そして自分の心に入ってきてくれる優しさに感動しているのか分かりませんが。 人生は辛いですね。
