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言葉はうらはら

口に出した言葉が全てではない

言葉はうらはら(裏腹)なときがあります。

言葉と本心が同じでないときがあるということです。

人間って難しいし、めんどくさいし、でもそれが面白さだったりもするんですよね。

友達に「死にたい」と言われたとき

確かに、この世からいなくなってしまいたい気持ちなのかもしれない。でも、1分後に生命を終わらせたいかと言われたら、違うかもしれません。

その言葉の裏には、「話を聞いてほしい」「助けてほしい」「生きたい」別の意味があるのかもしれません。

親に「無能だね」と言われたとき

「無能だね」じゃなくても、「バカ」「ブス」などどんな暴言でも同じくです。

親自身も気づいてない場合が多いですが、親のやり場のない感情の発露(はつろ)として子どもにそう言っていることがあります。

あなたに「無能だ」ということを100%伝えたくて言ってるわけじゃないかもしれません。

「親自身が自分に向けて言っている」こともあれば「親がSOSを出している」意味で、子どもに暴言を向けていることがあります。

「自分は仕事も子育てもうまく行かなくて無能だと思う」「誰か助けてほしい」そんな裏腹かもしれません。

でも、どんな理由であれ、子どもを傷つけていいわけではないんですけどね。

考えすぎず、受け止めすぎず

全部の言葉が裏腹なわけでもないし、毎回考えてたら大変です。

でも、あなたを傷つけるような言葉も、言われて悲しくなるような言葉も、その言葉の意味だけが真意ではなくて裏があることがあります。

真正面から受け止めすぎず、その言葉の先を眺めてみよう。その先はすぐには見えない時もあるから、気長に。