まりな
2018 / 女性
大人になってやっと抜け出せた
家庭状況や脱出の背景
幼い頃から「お前は馬鹿だから」と罵られ、どんくさい私のことを蹴ったり殴ったりしてきました。友達も制限され、漫画や雑誌は禁止、髪を伸ばすのも禁止、携帯は22時以降親に預けるという制限された日々を送っていました。一度大学に進学するために一人暮らしをしたのですが、就職の関係で実家に戻ってもなお制限された生活だったので、結婚前提の彼と同棲するという口実で家を出ました。
今悩んでいる人へ
お金さえあればどうにか脱出することはできます。お金がなくてもシェルターがあります。行政も助けてくれます。心療内科に相談すれば最良の方法を考えてくれます。どうか、周りを頼ってみてください。ネットで調べれば何でも出てきます。頼ることも一つの手段です。
道のり
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離れた学校
新幹線の距離の大学を選択
実家から通うという選択肢は一切なく、どうにか実家から離れた大学に進学することを考えていました。無意識に新幹線の距離の大学を選択していました。大学進学は親が望んでいたことなので、遠い大学でも気にせずに学費の援助などはしてもらえました。仕送りなどもしてもらえたので、お金には困りませんでした。影で親は「娘が遠くに行ってしまう」と泣いていたようですが、外面を良くしたいからか、そのような素振りを表では見せませんでした。
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メンタルクリニック
心療内科で相談するのは良かった
実家に戻った時に通っていた心療内科で初めてのカウンセリングの際に、今までの親のことを紙に書き起こして「これが私の生い立ちです」と渡して心理的ケアをしてもらいました。一度親に「そういうところがうざいんだよ!気づけよ!」と怒鳴ったことがあり、それも話して記録してもらいました。話を聞いてもらうということが毒親育ちだとなかなかないことなので、安心して相談できると思います。アドバイスや専門の支援なども教えてくれるところもあるので、心療内科で相談することはいいと思います。
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恋人
親を説得して同棲をした
当時、休みの日に彼氏の家に泊まりに行っていたが、結婚前提の付き合いをしていたので同棲しないかという話になりました。親に話した時に最初は反対されたのですが、「結婚して生活が合わないからって離婚したほうが親戚に顔向けできないでしょ」と話すと黙りました。毒親は外面を気にする傾向にあるため、相手側の両親に会うことを前提に了承してくれました。物理的な距離を置くことができるのと、こちらの生活に流石に干渉しにくいからかあまり関わってきません