はまはな
2011 / 女性
段々と距離をとる
家庭状況や脱出の背景
幼少期から母のカウンセラー役。幼少期から悲劇のヒロイン母の愚痴、父や父方の親戚の悪口等を聞かされ続け、可哀想な母を守ろうとしてきたが病んだ。おそらく母は自己愛性…と脱出後気付く。父は威圧的、怒鳴るし飼犬虐待もする恐怖の存在。大学生の時、親からの監視、束縛(門限、泊禁止、行動制限、鬼電・鬼メール他)、教育虐待と進路への口出し等の異常さに気づき始めた。
今悩んでいる人へ
脱出には気力が必要ですが、日々のストレスで気力を削られ、脱出すべきだとわかっていてもなかなか動けない人が多いですよね…脱出出来ても、その後の親に対する恐怖も消えないと思います。だからこそ、少しずつ準備を進めていくことをお勧めします。お金をためる、家具家電付きアパートを探す、友人に把握を頼む、就労移行支援施設を探してみる、心療内科(精神科)の先生に協力を頼む、等いろいろ…出来ることから出来るだけ、いきなりではなく少しずつでも進めて、将来的に楽になれるといいなと思います。
道のり
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メンタルクリニック
医者から一人暮らしの必要性を説いてもらう
就職後3年目に心療内科で話を聞いてもらい、お医者さんから親に、私の一人暮らしの必要性、実家が私の心の健康を脅かすことを話してもらった。権威のある人(医師等)からの話が響く親には有効。うちの場合、驚くことに父が謝ってくれ、父と少しずつ話せるようになりました。母には「お母さんが家で暮らしにくくなる」と文句を言われ、母が元凶だとはっきりしました。
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一人暮らし
完全に絶縁はせずに一人暮らしを始める
「家具家電付き賃貸」での一人暮らしを親に提案。親に「もしものときいつでも帰ってくる」という安心感を与えるため。また、友人の許可をもらい、友人の連絡先も親に教えた。友人に迷惑にならないよう、親に出来るだけ連絡はとるように約束し、一人暮らしを始めた。
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メンタルクリニック
コミュニケーションの訓練にはなりそう
精神科デイケアを利用しました。家を出たが、仕事も激務で病んで鬱病に。仕事を辞め、引きこもりを経て(前職退職金や傷病手当てで生活)、病院のデイケアを利用して新たな仕事を探そうとした。私はデイケアは合わない人がいて失敗したが、合う人にはコミュニケーションのいい訓練の場だと思う。
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就労支援
短時間のパートを始める
心療内科のデイケアが合わずに就労移行支援(サポステ)を利用。支援員さんに相談にのってもらい、集中訓練という就労のための訓練に参加。同じようになかなか働けない悩みをもつ仲間と共にコミュニケーションの練習、ビジネスマナーや履歴書の書き方などいろんな学びを得る。その後、短時間のパートを始められた。
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父親または母親
徐々に距離を置いた関係に
一人暮らしの初めは、「次にいつ帰ってくる?(近いのにお土産の要求あり)」「連絡しろ」などうるさい実家でしたが、仕事などを理由にだんだん帰る頻度を減らし、滞在時間も減らしてきました。そして話せるとわかった父に理解も求めてきたので、今は適度に距離をおけています。