ミドリ
2021 / 女性
安心できる場所がほしい
家庭状況や脱出の背景
父親が暴力や暴言の多い人でした。専業主婦の母親は庇ってくれず、私は6年ほど鬱病で寝込んでいました。
今悩んでいる人へ
自分の両親のことを悪く思いたくない、と考えが強く「毒親」だと思いきれずにいました。完全に縁を断つ訳ではなく、適切な距離を置くことで彼らにヘルシーな愛情を向けられるようになって結果としてとても良かったと思っています。
道のり
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メンタルクリニック
両親と離れて生活を行うことを推奨される
精神科医に相談したところ、家庭と距離を置いた安宿での生活を勧められました。しばらくの間ドミトリーで生活をしていましたが、精神的にとてもよい影響がみられたため本格的に一人暮らしを決意しました。
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役所の窓口
生活する場所がない時に支援してもらえた
お金が尽きて困っていたところ友人に「TOKYOチャレンジネット」という窓口を紹介してもらいました。4月からの就職先は決まっているが、現在生活する場所がないことを相談して、支援していただきました。
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一人暮らし
生きててよかった
先ほどの制度を利用して引っ越し資金を貯蓄し、一人暮らしを開始しました。広いわけでも利便性が良いわけでもありませんが、とても安心する部屋で、自殺しなくてよかったなあと感じることが多々あります。
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距離を置いた人間関係
適度な距離感で接することが可能に
自炊や睡眠などで自分を大切にする心の余裕が出てきたことで、私を尊重しようとしない関係性は大切にする必要がないなあと考えるようになりました。いくらか連絡先をブロックしたほか、両親とも適度な距離感で接することが可能になりました。
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就職
外資は他人に干渉しない環境で向いていた
私自身が広汎性発達障害であったため、ニューロダイバーシティを尊重する外資系企業に就職しました。過剰に個に干渉されない社風がとても安心します。そのような特性のある人には外資系企業はお勧めかもしれません。