がほろん
2015 / 女性
偶然の出会いで動き出した
家庭状況や脱出の背景
両親のもとで一人娘として暮らしていました。父親は厳格で規則を破ることを許せない性格、母親は行動力があり自分が興味を持ったことは次々と試す性格でした。両親ともに一人娘である私を理想通りの子どもに育てたいという気持ちが強く、幼い頃から複数の習い事に通わされていました。しかし、どの習い事でも周囲の子どもたちに比べて劣っていたため、両親から「努力が足りない」「お前は私の娘じゃない」と言われていました。
今悩んでいる人へ
逃げ出すまでには考えている以上に時間がかかるかもしれませんが、必ず協力して下さる方は現れるので、救いがあると信じて粘り強く取り組んで欲しいです。
道のり
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相談
少し気持ちが軽くなった
両親から厳しい言葉を掛けられ続けて自信を無くしていた時に、学校で配られた書類の中にチャイルドラインに関する紹介のプリントが入っていたので、思い切って電話しました。両親の言動を改めてもらえるような有効な解決策を教えてもらうことはできませんでしたが、私の話をじっくり聞いて下さり、時に共感もして頂けて、自分は離れたところからではあるけれど応援しているから、また電話を掛けて来てねと優しい言葉を掛けられて、少しだけ気持ちが軽くなって、また習い事を頑張ってみようと前向きな気持ちになれたので、少しは有効だったのかなと思いました。
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スクールカウンセラー・学生相談室
大学進学の道を一緒に考えてくれた
通っていた高校に毎月カウンセラーの先生がやって来る日があり、両親のことについて相談しに行きました。自分の置かれている状況を上手く言葉にはできなかったのですが、先生は私が長年辛い気持ちで過ごしていることを察して下さり、将来に目を向けて両親から離れて暮らすことができる方法を一緒に考えてみようと提案して下さり、それから毎月カウンセラーの先生のところに通って、両親からお金を払ってもらわずに奨学金などを使いながら大学に進学できるように具体的な道筋を描いて行きました。両親にばれないか心配でしたが、先生は私に関する相談内容を誰にも話さないように徹底して管理して下さり、とても信頼できました。
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同じ境遇の人
脱出のアドバイスをもらった
毎月相談に応じて下さっていたカウンセラーの先生から、大学生で私と同じように心理的虐待を受けていた経験があり、大学入学とともに両親から離れて暮らしている方を紹介してもらい、お話を聞かせて頂くようになりました。紹介して頂いた方は、年齢が近いこともあり先生以上に親しみやすい印象で、私の悩みにも度々共感して下さり、ご自身の経験をもとにアルバイトでお金を蓄えておいた方がいいなどの実行しやすいアドバイスも下さって、心強かったです。さらに、両親から離れるために、第三者を介して話をしたほうがいいこともアドバイスして頂けて、よりスムーズに両親から離れる準備をすることができました。