戻る経験談 - アイ
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アイ

2021 / 男性

周りの人に支えてもらった

家庭状況や脱出の背景

父親が暴力的で、かつ母親がそれに対して無関心というか父親を恐れて私の事を一切かばってくれないような人で毎日のように何かしらの暴力を受けていました。高校生になり、バイトをして大学の費用を稼いでいたのですがそれすらも奪われたときに脱出を決意しました。

今悩んでいる人へ

本当に辛かったら、公的機関でもなんでも助けてくれる人は絶対にいるので諦めずに何とか生き延びることを考えてほしいです。

道のり

  1. 👩‍🍳

    バイト

    家庭環境に理解をして高校生でも働かせてくれたが親に奪われた

    県外の大学に進学して、両親のもとから逃げようと、その費用を貯めるためにアルバイトを始めました。高校生ということで中々、雇ってくれるところも少なかったのですが、今現在の家庭環境を話したところ親身になってくれるところ見つけ、高校卒業までそこで、働くことにしました。時給もそこそこで、パートの方々も優しい方ばかりだったのでこんなに優しい大人もいるのだなと涙が出そうになりました。しかしながら、こっそり働いてることがばれて、貯めていたお金のほとんどを高校2年生になるころに奪われてしまいました。一気に絶望の淵にたたきつけられました。

  2. 👮

    警察

    店長さんは協力してくれたが警察は動かなかった

    スーパーの店長さんなどに、アルバイト代を奪われたことを話すと今度はバレないようにと裏方での仕事を紹介していただき稼いだ金もほとんどを店の金庫的なところに置いてくれるようになりました。そして、取り敢えず警察に行った方がいいのではないかとアドバイスをもらいました。そして、最寄りの交番に相談に行ったのですが、あまり主体的に動いてはくれなかったです。後の残りにくいような暴力を受けていたので、証拠としても不十分だし他に決定的な要因がなかったので、今度一度様子を見に行く程度の軽い感じであまり助けにはなりませんでした。

  3. 👪

    児童相談所

    証拠を持って警察へ行ったら一時保護された

    最終的には、親元から独立して県外の大学に卒業したい旨を学校に話したところ最大限に支援すると言われ、児童相談所にも話を聞いてみたらと勧められました。以前警察に言われた、証拠となるようなものをいくつか持って行ったところすぐに動いてくれて、高校卒業までの数か月間一時保護という形で迎え入れてくれました。

  4. 🏫

    離れた学校

    いろんな人に支えられ脱出成功

    そのおかげもあり、希望する大学に合格しました。卒業後の引っ越し含めて、児童相談所だけでなく学校の先生・スーパーの店長など様々な方々に支えられて毒親からの脱出を成功させることが出来ました。