戻る経験談 - AikoKomeda
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AikoKomeda

2020 / 女性

生きたいから。あなたは独りではない。

家庭状況や脱出の背景

父母と姉と兄、そしてその祖父母も虐待の連鎖にはまっています。家族が機能不全家族だったこと、自分自身がアダルトチルドレンという自覚ができたことで目が覚めました。これまでは自傷行為・自殺未遂をし、何のために生きているか分からない状況でした。

今悩んでいる人へ

虐待の連鎖から脱出できたことは、体力・気力・精神力・経済的にも大きな負担があります。正直、一人では実現が難しかったです。私の場合、相談に乗ってくれた人の存在、絶縁のために士業の力を借りたことで実現できました。今ではやっと自分の人生を歩み始めて幸せです。なので、脱出することを決して諦めないでください。 他人にSOSを出すことはとても勇気がいることです。マトモに話を聞いてくれる人を見つけるために時間はかかります。逆に傷を負うこともあります。 しかし、それでも歩みは止めないでほしいです。こんな言葉も酷に感じるかもしれませんが。歩みが辛い時はnigerunoや当事者会を利用して孤独感を拭ってください。あなたは独りではありません。

道のり

  1. 📱

    情報収集

    1年間、同じ境遇の人の話を聞いたり自分のことを発信し自分自身を見つめる時間に

    家庭問題を専門のカウンセラー(有料)や、市営の心の相談ができるカウンセラーへ相談(無料)を経てアダルトチルドレンの自助会に参加しました。自助会はリアルでは無かったためネットでした。1年程使い、同じ境遇の人の話を聞いたり自分のことを発信し、自分自身を見つめる時間に充てました。有料カウンセラーは2人ほどお願いしました。ただ、規定があるので、機能不全であることやアダルトチルドレンだということは診断したり断定してもらえませんでした。専門家と一緒に自分自身の悩みを掘り下げて、原因は何のか整理することに適しています。次に、アダルトチルドレンの自助会参加。カウンセラーを活用したことで悩みを整理できたので、自覚が芽生えました。当初は確固たる自信はなく、「間違っていたらどうしよう。自分より辛い人がいるだろうし…」と躊躇しました。でも「このままじゃ何も変わらないし、間違っていてもいいや。生きたいから何か行動しよう」という思いで参加しました。幸いにもこの自助会は私に合っていたので、色々救われました。ネットでの自助会は多様にあるので、自分に合うところを転々と探すのがいいと思います。私の居住は地方で、リアルでの自助会がほぼ存在しないのは心苦しいです。

  2. 音信不通

    実家から離れた土地に住む

    私は連絡先を全て削除し、全ての人の着信拒否もして、LINEアカウントを削除し、これまで築いた人間関係を全てリセットしました。親族が私のSNSを知っている可能性があったので、SNSもブロックしたり削除しました。そして、実家から何百キロも離れた縁もゆかりもない土地に引っ越しました。何もかも全て削除したので、連絡手段はありません。唯一、新居の住所は知られてしまっているので郵便という方法が残ってしまったのが心残りです。ただ、連絡先削除後、一度だけ小包が届きましたが受け取り拒否をして徹底しました。今後はまた引っ越をする予定で、住民票の閲覧制限もかける予定です。

  3. 💬

    相談

    いい相談員さんで期待以上だった

    LINEで無料相談ができるサービスです。比較的繋がりやすく、1時間くらい時間をかけて相談員と話せます。家庭環境や職業や生活において複雑な内容であっても、細やかに相談に乗ってくれました。当初は正直なところ期待してませんでした。当たり障りのないことしか言われないかと思っていましたが、その際は、かなり人間味のある具体的な話をしてくれる相談員さんで心が楽になりました。

  4. 👨‍⚖️

    弁護士・行政書士

    行政書士に依頼。絶縁書を内容証明郵便で送付

    家族問題を当事者間で解決しようとすると、問題(紛争)が悪化したり解決が一層困難になる場合が多いです。そういうトラブルのために、士業(弁護士や行政書士など)があります。 私は干渉や要求をやめてもらうため、絶縁通知書を自主作成し、親族に送ったことがあります。 最初の3ヶ月は干渉がなくなりましたが、やがて、知らない番号からのショートメッセージが届くようになりました。着拒否をしたのでショートメッセージは止まりましたが、やがて、私の仕事のホームページのメールフォームからも連絡が入るようになりました。 そこで、私自身の仕事に(少なからずとも取引先を含め)親族の行為の影響があると予測しました。いよいよ迷惑行為として毅然とした対応が必要だと痛感し、専門家の力を借りることにしました。 親族は、私が自主制作した絶縁書の内容を完全無視した上で行為を続けています。よって、当事者間で紛争を解決はできないと判断しました。 これが、当事者同士では問題を悪化・解決ができない例です。例えるなら、殴られてる人が「やめて」といっても、加害者は「愛を表現してるだけ」と殴る手を止めないという例。 でも、第三者が仲介したり、一言言ったりすることでようやく「やめて」という言葉が耳に届く…といったところでしょうか。(理解・納得するかどうかは別として) 士業を間に挟み、内容証明をすることのメリットの1つは、絶縁書を捨てられたときの証拠としての役割。そして、然るべき形式に落とし込むことで、無視されがちな被害者の要望にようやく耳を傾けてもらえるということ。 私が依頼した行政書士は、作成から郵送まで代行できました。自作の絶縁書と違い、宛名・封筒・中身まで行政書士の名前が記され、仲介していることを表すことができます。 2つ目のメリット。 加害者は第三者が介入すると「態度が変わる(外面)」特徴があります。自分に自信がなかったり、コンプレックスがあったり、家庭内問題に触れられたくないため、加害者は第三者からのプレッシャーを受けやすいという点です。 家族内のヒエラルキーで強い立場にいる加害者ですが、他人から…しかも然るべき形式で介入された時、精神的ダメージは必至です。 現実、「やめてくれ」の一言さえ加害者(親族)に一切届かないのですから。こういう場合は専門家を頼るとスムーズです。

  5. 📄

    相続放棄

    トラブルを避けるために

    また、念のために相続放棄の旨を予め書いておくと、後々のトラブルを避けられます。 相続は、被相続人が没後は放棄できますが、被相続人が生存中の場合、事前に放棄できない法律になっています。 もしこちらが音信不通にしていたとしても、親族から警察や弁護士などを通してコンタクトを取ってきます(法律上そのような流れになります) せっかく絶縁できたとしても、親族から不意打ちで尚且つ警察を使った形で干渉されると、精神的負担をはじめ貴重な時間が消費されてしまうのは、非常にもったいないです。 相続手続きを理由に、戸籍を開示請求される恐れもあります。 そうならない為に、「相続を放棄する意志」を宣言することで、相続問題が拗れるのを防ぐ役割があります。(警察の介入なく、書類に印鑑を押すだけで終わるはず)