ひまわり
#なんでも
ずっと、DVする父が悪いと思っていた。
殴られる、酔って暴れて二時間説教、非常識な父の言動、そのせいで、変な目で見られる
母がかわいそうと思っていた。離婚してと何度も頼んだ。
幼少期から母に愚痴を聞かされ、父におびえ、大事なことを教わらず、大人になった。
弟には殴ったりせず、お金もかけた。私には、お金がないからと、学費も出し渋られた。
弟の愚痴も聞かされた。
私は、幼少期から母の心配をして生きてきた。母の愚痴は、私に影響を与えていたことに、弟が、この世界からいなくなって、気がついてしまった。
私がバカだった。
母は私に
父の悪口を言って、父と仲良くしていた。私が殴られても、実は、なんともなかった。
母は私に、祖父母の悪口を言って、祖父母が亡くなったときに、悲しめた。私は、祖父母が好きになれないまま、葬儀にも出なかった。
母は、私に叔母の愚痴を言って、今、叔母と仲良くやってる。私には、もう、きょうだいはいないのに。
母は、私に、父の親戚の悪口を聞かせ続けた。なのに、私が姑や小姑の理不尽に戦うことを暗に許さないような流れを作っていった。仲良くしろと。
母は私に弟の愚痴を言った。私は、母を苦しめる弟を母になったような感覚で嫌いになり、母の愚痴を聞きたくないから、連絡を絶った。
まさか、弟がいなくなってしまうなんて、思ってなかった。
私がバカだった。母の愚痴や悪口を、真剣に聞いて、心配し、泣いて◯◯の電話に相談した。
「あなたがお母さんの代わりに、悩まなくていいんだよ」
気づいてしまった。私は、母の毒をずっと吸収してきたこと。
父からの暴力、きょうだい差別、それ以上に、母から注がれた毒の強さに、やっと気がついた。
ずっと、生きづらかった。私は、私なのに。