詩
#なんでも
母に、立替で買い物を頼まれたから、料金を請求した。 店舗に行った時に、思ったより高額でお金が足りなかったから、Suicaのチャージで買った。 領収書を渡した。そしたら、「チャージで買ったの。ならお金払う必要ないね」 意味が分からなかった。 「だってチャージで買ったんでしょ?現金は減ってないんでしょ?返す返さないじゃなくて、減ってないんだからそんなの関係なくない?」 減ったんだ。確かに現金は減ってないけど、チャージは減ったんだ。そんなの、領収書を見れば分かるだろ。 「減ってないよ。だって電子マネーだもん」 意味が分からない。だから、説明した。Suicaのチャージは、大本は現金だと。私の、お小遣いから出ているのだと。 「そんなに母親から不当に金を請求したいのか。親不孝だ、あり得ない」 と叫ばれた。ありえないのはそちらだろう。不当じゃない、正当だ。 「なんでこんな卑しい子に育ったの。こんなの私の子じゃない」 卑しいのはどちらだ。私の立替料金は返してくれない癖に、私が祖母から貰った商品券さえ、私は使わせてもらえないのか。 母殺しをする子供の気持ちが分かった。
