崖っぷち
#なんでも
足元が崩れ落ちる その瞬間、 心が叫び声をあげる。 生きる意味? それすらも遠くて見えない。 手を伸ばしても、 すり抜けていく時間の砂。 誰かの言葉も、 無力な空気に消えていく。 一歩踏み出せば 何かが変わる気がして でも、それが崖の縁だとわかっている。 どちらも選べない、 どちらも怖い。 それでも、 足を止めたら、 その場に凍りつくような恐怖が広がる。 何かを求めてる。 すべてを投げ出してしまいたいのに、 その「何か」が手を伸ばす先に 確かに存在しているような気がする。 生きることが恐ろしいなら、 いっそ死ぬことだって怖くなる。 だけど、 その恐怖を感じることこそが まだ生きている証だと、 気づいている自分がいる。 崖の縁に立ちながらも、 心の中 で叫ぶ。 「これが、私の生きがいかもしれない」 そう、答えを求めて、 今も揺れている
