燐
#なんでも
父親は、私に「休日は6時間勉強しろ」と言った。 だから私は、その言葉を守って6時間勉強した。 そして、父親の性格を知っている私は、「どうせ信じてもらえない」と思い、1時間多く、合計7時間勉強した。 さらに、言い逃れができないように、勉強専用のアプリを使って、学習時間が記録として残るようにした。 タブレットの使用履歴には、勉強以外のことは一切していないことが誰でもわかるように。 それでも父親は、 「お前は1時間も集中できないのに、しかも15時の時点で4時間残ってたのに、今終わってるわけがない」 と言って、私の努力を一切認めなかった。 私は証拠を見せた。 勉強しかできないアプリの、学習時間の記録をね。 それでも父は、「そんなのはタブレットを使っていただけだ」と言った。 私は、ただ認めてほしかった。 努力したことを、信じてほしかった。 けれど、父は最初から私を疑い、何をしても認めようとしなかった。 ここまでくると、もう人としての信頼も感じられないよ泣 私がどれだけ頑張っても、父親の中では「ただのなにもできない子」でしかないのかな。
