K
#なんでも
いつから成績のことばっか考えるようになったんだろう。 小学生の頃から成績はいい方だった。公立で頭良くはないからね。 中学生になってより成績が重要になった。姉が頭良い高校に行ったから先生達も自分のことを知っててプレッシャーもあった。 初めての中間。そこそこいい点をとった。親に褒められはしなかったけど。100点もあったのに。それでも褒められなかったのは少し悲しかった。 期末。前負けた友達に勝てた。だけど凡ミスばかりで悔しかった。理科で100点とったのに褒められなかった。ふーん、良かったね とか棒読みばっか。 成績。オール5。苦手な保体。前期だからいけたもののこれからは落ちていくだろう。 小テストの前とか中間の前、母は言う。 5 とりゃいいって。(成績) そんな簡単に取れるもんじゃなくて、苦しくて、姉みたいな人間じゃない。そんなふうに考えるから家で本音が話せなくなった。 本音を話すのは先生。先生は応援してくれて 棒読みじゃなく返事してくれて 意見もくれて 家の苦しいことも愚痴みたいに時々話す。前姉のことはなしたっけ。そのとき先生いつも意地悪なのにそれは姉が悪いわーって。 おかしいでしょ。 普通家が味方じゃないの?本音を出せずにいる家がにがて。 でも虐待じゃなくて、暴言じゃないから誰もきっと分かってくれやしない。友達も頭いいの遺伝だって言ってくる。努力してんのになあ。姉が先生に会いに行ったとき先生が あいつはずっと切羽詰まっとる。休憩時間も勉強して。 って言ってたんだって。褒めることとか珍しい。 中一後期、水曜、木曜中間だ、5とるために頑張らないとな。もうやだやめたい