瀧夜無々
#なんでも
誰かの弱みを知るたびに、 自分が追い詰められていくのを感じる。 私の弱みは誰も知らないのに、 私だけ抱えるものが増えていくみたい。 全部全部洗いざらい 誰かに話せたら楽なのかな。 でも、私の役は優等生だから。 仮面をつけて言葉のドレスで着飾って、 声色のネイルを塗って、 嘘のヒールを履きこなす。 人生を演じていく。 私なんていないの、どこにだっていないよ そうやって歌詞を呟きながら、 心をなんとか保って生きなきゃ、 死ぬことなんて、 許されてはいないのだから。 息を吸って、笑顔を作って、 私は優等生。
