怖がりの狸
#家族
父親と母親が離婚したんやけど2人の板挟みにならずに住む思ったけど、父親に会いたくて夢にまで出てくるし、鏡を見たら母親にそっくり。でも髪だけ父親に似てんの。2人にもその事はしょっちゅう言われてたしあんまし気にしてなかったけどこれから先一生父親と母親の面影に怯えて過ごすんやろか。 父親が居なくなる直前に大切な姉みたいな犬も死んでしまったしで、父親と犬の夢を見るようになった。キツイ。 海とか雪に溶けて消えちゃいたいとは思うけど夢と希望にまだ未練があるから死ねん。踏ん切り付けようと思っても、高校受験頑張ろうとも思っても夜寝る前に今夜もあの二人の夢を見るんやろか。とか思ってしまって、日が昇るのが怖くなった。もちろんこの雪降る冷たい土地から出る気はさらさらないど、父方の祖父母の暑っつくて自分からすれば珍しい和風の街並み。さつまいもやらぶとうやら水族館が楽しかったの、恋しい。あそこに行きたい。とは思うけどやっぱり母親に重ねられるじゃないか、って思って怖い。この地獄から逃げたい。