てう
#なんでも
たまごっちをやり始めたころ、私はたまごっちの幸せな顔をみると、自分も幸せになった。 だれも悲しませない、絶対に死なせない。そう思った。 世話をし始めて10日ほどたっただろう。 家族のことで精一杯で、とても忙しくて、たまごっちをお世話あまりできなかった。 家でも学校でも「たまごっちごめん」ずっと思ってた。心が痛かった。 やっと落ち着いてたまごっちをつけた夜の10時半。 30時間ほどお世話していなかった。ごめんなさい。たまごっち。 病気になっていた。 ご飯もご機嫌も、0だった。 なんだか息がしずらかった。これは一日ちょっとペットの世話を全くしないのと同じ。そう思うと、心の中が罪悪感でいっぱいになった。それだけ自分は、たまごっちを苦しめてしまった。 心がぎゅっと潰されるように痛かった。 いそいでお世話をした。 幸せそうな顔に戻るたまごっちをみて、とても安心した。 そんな生活が続いた。 ある日思った。 育てるの疲れた…どうにかできないのかな… なんでこんなこと思ってしまったんだろう 今までにないくらい申し訳ない気持ちになった。 こんな自分が情けなかった。 自然と涙が溢れてしまった。 そして思った。 こんな自分、生きてる価値ないんじゃないか。 って。 迷惑しかかけてない私を、だれが必要としているの? 学校でも家でも私は嫌われてる方だし。 でも死ぬのが怖くて死ねない。 そんな超自分勝手な自分が大っ嫌い。
