瀧夜無々
#なんでも
ボロボロになった心を無理やり固めて 形にして、強くなんてないソレを 無理やり強化して今日も往く。 もう無理だと限界だとわかっていても 私が私であるために、俺が俺であるために 私が存在価値をもらうために 俺が存在していいって言われるために 私は強く在らないといけない。 弱いところも、辛そうなところも、 性別の狭間で揺れてるのも全部全部 見えないように隠さないと。 もう、仕方がない。 まだ痛くても、見せちゃダメだから。 つけ慣れた仮面も身体になじんだ言葉の ドレスも痛まなくなった踵と 嘘のハイヒールも元々その色だったかの ように染まって色が落ちなくなった声色の ネイルも。それをつけて踊り狂う人生も 私が、俺が、ここにいるためには それが必要なら。 私はそれをつけて強くなって今日も往く。 ……死にたいのに、死ねないから。
