莉都
#なんでも
このまま隠し通せばいいのかなぁなんて。でも期待してて欲しくて。ずっとずっと今のままでありたくて。 ぼく自身が女子というのを前提として好きになってくれた人の悲しげな顔なんか見たくなくて。でも、大切な人には知ってて欲しくて。隠し通せば俺が壊れちゃう気がして。夢に描かれるような人間なんかじゃなくて。叶うなら夢を描く女の子だった、何も気づいてなかったあの頃に、あの子を好きでいた時に戻りたくて。でも、でも、でもさ。 普通になんかなれないよ。俺だって普通の子だったらさよかったよ?でもさ。もう逃げてらんないって分かってる。 逃げて逃げて逃げて。でもさ、分かってる。俺はきっと君を、信じられない。でもさ考えてみろよ。 風邪で休んだ日も心配してくれて、俺のことで悩んでくれて、俺が鬱のときに大丈夫?ってたった一人さ、声かけてくれて。怖かっただろうよ。好きな人なんだぁーって馬鹿にされるの。それでもあいつは俺を心配してくれた。それなのにぼくは変われない?変わらない?言ってたじゃん。ほら、大切なときに一緒にいてくれたのに。信じられないの? はぁ。
