友達の裏を知っちゃった。
いつも明るくて、友達にも優しくて、いつも笑ってて、人を守れる。
それに僕がちょっと前にネットの「一人部屋」的なところで独り言でもう無理だって言ってたら、大丈夫?って優しく声をかけてくれた、唯一信用できる、幼馴染。
でも、彼には裏があった。
家では父親が浮気をしたのを知ってしまい、病み気味なんだそう。友達から聞いた。
教えてくれたその友達も、両親が喧嘩ばかり。別居したら母が元気になり、その友達にあたって、暴力を振るってくるんだって。
みーーーんな家庭のことで悩んでる。
それで、辛いと思ってる。
じゃあ、自分は?どうなの?
幸せな家庭に生まれ、育てられ、多分両親とも浮気はしてなくて、ちょっと小言的な暴言で傷ついて、病んでしまう。
そんな自分は悩む資格さえもないんんじゃないの?
塾の国語の文章でいつか見た。
「強がってる人ほど、中身は脆いもの。」
「人を守って、自分は大丈夫だと言っている人ほど、脆いもの。」
いつも元気そうにしてるのも、笑ってるのも、本当は、、、
僕は、そんな権利ないけど、彼を、、大切な幼馴染を助けてあげたい。一応異性らしいし、一緒に喋ってるのも冷やかされるような環境にある。
でも、いつか助けてくれた幼馴染の支えになりたい。
でも、僕にはそんな権利、、ないのかも知れない、、、
余計なお世話かも知れない。
逆に僕が耐えられなくなるかも知れない。
最近は自分のことだけに一生懸命だから。
生きることとか。
今、11。
人生って長いね。