ゆっさん
#なんでも
助けて。 辛い。 毎日毎日死にたいと思って、自分の首に手をかけて。 でもやっぱ死にたくないの繰り返し。 小さい頃は幸せだったな。 毎日遊んで、帰ったらご飯食べて、寝て。 めっちゃ楽しかった。 中学受験失敗して、母親に責められて、父親は助けてくれなくて。 母親には「失敗作」「出来が悪い」「産まなければ良かった」「恥晒し」「馬鹿」「死ねよクズ」「出ていけ」だって。 はぁ。疲れたよ。 毎日毎日このセリフを投げつけられる。 僕には姉がいるの。 一昨年家を出て行った。7歳年上の優しくて、綺麗なお姉ちゃん。 でも高校1年生の時、身体検査で「脊椎側湾症」っていう、背中の骨が曲がっているのが見つかった。 姉は、リハビリも含め、半年の入院を命じられた。 通っていた高校は、県内でも有名な私立のお嬢様高校。 姉は走ることが好きで、陸上部に入っていた。 でも、激しい運動、走ること。長時間同じ姿勢は取ってはいけないという高校生には到底無理な命令だった。 姉はローファーで歩くのが術後にやめた方がいいと言われ、スニーカーで学校に行っていた。 同じクラスの女子には、体育もせず、ローファーも履かないで、人付き合いも悪いなんて最悪ね。と言われたらしい。 担任から姉が学校に復帰する前にクラスに病気の説明はあったらしい。 姉は、両親が帰って来るまでの私との2人だけの時間の時、いつも泣いていた。 姉は、凛としていてとても綺麗だった。 それなのにこんな風にした女を許せなかった。 でも、僕は小学生。 下手に動けない。 自分の無力さに不甲斐なかった。 入院しており勉強についていけなくなった姉は、とうとうカンニングをしてしまった。 母親は教育熱心ですぐに姉に出ていけと言った。 父親と一緒に父方の母の家に行ってしまった。 私が塾でいないうちに。 帰って自分の部屋に行くと、手紙が置いてあった。 姉の字だった。 「ゆーちゃん。ごめんね。お姉ちゃんはお父さんと一緒にこの家を出ます。 私はあなたも連れて行きたい。だけれどお母さんがあなただけは連れて行くなと言っていたの。 必ず迎えに来るから。 これから中学受験だね。隣で見守ってあげたかったな。 きっと辛いことが山ほどあると思う。 死にたいと思っても、頑張って。私があなたを迎えに行くまでは。 また会えた時にはたくさん褒めてあげる。 だから今は泣きたい気持ちは抑えて。 最後に抱きしめたかったよ。 いない間にごめんなさい」 絶望した。誰も味方のいない家にいるのは無理だと思った。 僕は女の子だ。 でも、男の子になりたい。 気持ち悪いよね。 姉を救えるような人に、自分自身を守れるような人に。 生まれたかった。
