瀧夜無々
#なんでも
幸せになりたかった。 痛みなく生きていきたかった。 私は私だって、俺は俺だって、 認めてもらえる居場所が欲しかった。 誰かのための言葉なんて吐きたくなかった 誰かのために笑いたくなんてなかった。 私は私のために、俺は俺のために。 そうやって考えて自分のためだけに 言葉を紡ぎたかった。 自分が楽しい時だけ笑顔で居たかった。 ありのままの自分でいたかった。 それを認めてほしかった。 もう、終わりにしてしまいたい。 そうやって考えては夜を越えて朝が来る。 誰かに救われたかった。 叶いはしない言葉を祝詞にして。 明日の私に呪いをかけて。 月に祈りを。星に願いを。 シリウスの遥か向こう、 アルビレオに限りなく近づいて。 その先には何が見えるのだろう。
